2017年10月11日水曜日

2期 第3回ゼミ

担当教員の相澤です。今日も、今週読んだ本の紹介とミル『自由論』の輪読を行いました。

前半は、Rさんが篠沢秀夫『フランス三昧』(中公新書)を、Yさんが高山一彦『ジャンヌ・ダルク 歴史を生き続ける「聖女」』(岩波新書)を、そして私が三瓶恵子『女も男も生きやすい国、スウェーデン』(岩波ジュニア新書)を紹介しました。

今日の課題は、「文章を区切って話すこと」と「質問を二つすること」でした。発表するときは普段のおしゃべりとは違って、聞きやすさを意識しなければなりません。その第一歩として、文章を区切ることを心掛けようと指導しました。

 一方、充実した発表にするためには、発表者だけでなく聞く側も協力しなければなりません。たとえば、質問をすることは「あなたの発表に興味をもった」というメッセージになり、議論を活発にします。このゼミでは、いつも他の人の発表に対する質問かコメントを一つするようにしています。しかし、コメントは時に独りよがりな感想にもなりかねません。相手の発表に対応した質問をする力をつけるため、今日はあえて質問を二つするという指導をしました。

1期での読書発表の訓練を経て、ゼミ生二人とも上手に発表できるようになりました。とはいえ、まだまだ上を目指せます。各回のゼミでやることは基本的に同じですが、少しずつレベルアップできるよう、指導を工夫していこうと思っています。