2017年7月25日火曜日

第13回ゼミ

 ゼミ生のRです。

  前半期最後である第13回ゼミを行いました。今回のゼミは、ゼミ生が中公新書から選択した本を紹介しました。

  初めにYさんが、大城道則著『ツタンカーメン「悲劇の少年王」の知られざる実像』を紹介しました。古代エジプトの歴史や文明については全くといっていいほど知識が無かったので非常に勉強になりました。有名な王の一人「ツタンカーメン」の死の真相等は史料の限界により確実な事実としては判明していませんが、政治的陰謀の絡んだ説など証拠が見つかっていないながらも、そのような話が聞けたのはとても楽しかったです。まだまだ謎が多い「ツタンカーメン」ですが、本の紹介を聞いて以前より興味が湧きました。

  次に私Rが歌田明弘著『本の未来はどうなるか―新しい記憶技術の時代へ』を紹介しました。本書の内容は本が無くなることへの文化の衰退を嘆くものでは一切なく、現在の本という形を超えて記憶装置としての未来を見ていくといったものでした。私自身、本は紙媒体の方が読みやすいという考えを持っているのですが、本書を読んで本の読み方や形は時代によって変化していくということを学びました。紙媒体としての本を主に愛用している中、未来の本の姿をすぐに受け入れることは難しいのですが、確実に多様な視点からの刺激は受けました。

  冒頭にも書いたように、今回のゼミは前半期最後のゼミでした。自身の初めの頃の本のプレゼン等を振り返ると、以前よりも内容のまとめ方、紹介の仕方など成長出来た部分があると思います。また様々な新書を読むことにより、多様な方面からの知識を吸収することも出来ました。前半期のゼミでの経験、そして反省を生かし今後も頑張っていきたいです!