2017年5月24日水曜日

2017年度 第6回


 ゼミ生のRです。


  6回ゼミを行いました。今回のゼミは、前回に引き続き亀井伸孝著『手話の世界を訪ねよう』の第5章と第6章を読み、最後のまとめをし、その次にゼミ生と担当教員である相澤先生が新書のプレゼンをしました。

  『手話の世界を訪ねよう』の5章はDさんが担当しました。手話を世界という広い視点で見て、多様性があることを理解しそれらを尊重していく姿勢の大切さを学びました。

 6章は全員で読み進め、聴者である著者とろう者である著者の奥様との夫婦ゲンカ等の例から、音声言語と手話の共存の為のヒントを知り、ろう者と会う時の四つのマナーを学びました。

  最後までこの本を読み、私は著者が伝えたいことは、「もっとろう者の世界を知る姿勢をとろう。」と、「知ろうとするのであればろう者の歴史や文化を正しく知ろう。」ということではないかと考えています。

  新書のプレゼンでは、私Rが橋本治著『「わからない」という方法』を紹介しました。性急に「わかる」ということばかりを求めていても本当の意味で「わかった」には到達しないという考えに触れ、様々な「わからない」を理解する為の一つの方法の可能性を知りました。

  相澤先生は、岡田温司著『天使とは何か、キューピッド、キリスト、悪魔』を紹介されました。「天使」と聞くと漠然なイメージは浮かびますが、その実態については良く知りません。その実態が知れるのがこの本の内容なのだと感じました。内容には図版も多数収録されており、美術の魅力を楽しく知ることが出来るとのことでした。

  来週のゼミでは、課外活動で美術に触れる予定なので楽しみです!

2017年5月17日水曜日

2017年度 第5回

  ゼミ生のDです。

  今回第5回目となるゼミ活動は、Yさんの読書のプレゼンと、前回に引き続き亀井伸孝著『手話の世界を訪ねよう』の第4章までの発表をしました。(ここで本当は、5章まで進めることになっていたのですが、僕が発表資料を十分に作ってきていなかったため発表は来週に延期してしまいました…………)

  Yさんは、脇明子著『魔法ファンタジーの世界』という本についてプレゼンしました。小さな頃から魔法に触れてこなかった人にとって、リアリティーがあまり感じられない魔法は読者を困惑させることが度々ある。そういった人たちに向けて、魔法とは何か?その楽しさとは何かを教えてくれる本だと思いました。(僕の解釈が間違っていたらすみません…)

  前回に引き続き、『手話の世界を訪ねよう』では、Rさんが発表しました。第4章は、少数言語としての手話の扱いと、それゆえに消されそうになった手話を存続させるための抵抗の歴史について触れました。

  大多数に合わせるのが正しいのではなく、その中に埋もれてしまった少数の理解を大多数の人が持つべきであるのかなと思いました。(またまた間違ってたらすみません…)

  あまり関係ないのですが、今までいかに読書をしてこなかったのかということをここ最近のゼミ活動で思い知らされます…同性の話しやすい人が欲しいと思ってしまいます…

2017年5月12日金曜日

2017年度 第4回

ゼミ生のYです。

第4回ゼミを行いました。今回のゼミは一人お休みでしたが、ゼミ生の読書のプレゼンと亀井伸孝著『手話の世界を訪ねよう』の3章までの発表を行いました。

プレゼンでは、Rさんが米山公啓著『「健康」という病』を紹介しました。健康を追い求めることが必ずしも良い方向へ向かうとは限らない、医学への過信が逆にストレスになってしまうとのことでした。「病は気から」とはよく言ったもので、その人の考え方次第で健康にも不健康にもなることが分かりました。

『手話の世界を訪ねよう』では、手話を話す人々の文化への入口から独立した言語としての手話の定義や特徴など、またろう者たちの手話ならではの文化や慣習などについて見ていきました。今まで手話を一つの言語として考えたことが無かったので、私にとって新しい見方をすることが出来ました。

また、無意識に健常者と障害者として差別してしまったり偏見を持ってしまうことがあるということで、お互いがお互いを客観的にありのまま受け入れることが大切なのだと考えさせられました。