2014年9月22日月曜日

ゼミ合宿記1 岡本醤油醸造所と神峰山

ゼミ生の郷野です。
前回に引き続き大崎上島町のゼミ合宿についてです。今回は合宿初日に訪れた岡本醤油醸造所神峰山について書こうと思います。


木桶の中で醗酵が進行
 昼食をとり町役場の方の運転する車に揺られて数分、海沿いに佇む岡本醤油醸造所に到着です。オーナーの岡本義弘さんが、最初に醤油の原材料の塩・小麦・大豆について、そして醤油が出来るまでの1年の製造過程を熱心にお話してくださいました。瀬戸内の自然環境が醤油造りに適していたこと、1年かけて自然の力でゆっくり醗酵させる天然醸造など、楽しく聴かせてもらい、勉強になりました。

大豆を蒸す釜、昔からの木桶、搾りたての醤油の味・・・醤油工場見学が初めての自分には知らない事だらけで驚きの連続です。

醤油を絞った後のカスが置いてあったのですが、3日目に見学した中原観光農園でそれを使った肥料を目撃。「ムダなものはない」とおっしゃっていた岡本さん。昔からの自然な形で島のモノが活かされ循環していくことに感銘を受けました。


家族経営で仕込から梱包・配達まですべて一貫して行っていること、自分の目の見える範囲で製造を行うことに強い情熱、職人のこだわり、また、醤油に対する愛の様なものが岡本さんから見受けられました



曇天の神峰山展望
話換わって、夕方には、町役場の方に神峰山(かんのみねやま)乗せていってもらいました初日はあいにくの曇天ではあったのですが、それでも目下に大崎上島の町並みが広がっていました。115の島々を見渡すことが出来るのは日本で唯一だそう。風が心地よく、時間がゆっくり流れているように感じます。

お忙しい中お話してくださった岡本義弘さん、車を運転や案内をしてくださった町役場の方、本当にありがとうございました!
(郷野)
*郷野さんの民泊体験記事はこちら