2014年9月12日金曜日

大崎上島でのゼミ合宿~民泊体験1

ゼミ生の郷野です。9/4から2泊3日で広島県、大崎上島にゼミ合宿で行ってきました。

大崎上島は瀬戸内海、芸予諸島の離島で、竹原港からフェリーに乗って行きます。初日は岡本醤油工場、神峰山、海と島の歴史資料館・大望月邸を見学したのですが、今回は民泊体験について書きたいと思います。


民泊でうかがったお宅は、母屋は築167年、離れも90年以上の立派なお家で、お父さんの家系はなんと450年以上ととても古く、大正時代には造船業、郵便業も行っていたそうです。

家に着くとさっそくお母さんお手製のシャーベットをおやつに頂きました。甘酸っぱくて美味しく、自然を感じることができました。
自宅の敷地内にはミカンなどの柑橘類をはじめいちじく、木いちご、なしなどたくさんの果物が育てられていました。そのひとつにポーポーという珍しい果物があり、いただいたのですが食感はねっとり、味はとても甘く独特の香りのするトロピカルフルーツでした。 

五右衛門風呂を沸かす様子
夕食は鯛のお刺身、塩焼、から揚げをはじめ、自宅で採った野菜を使った豆腐の酢味噌和えやエビのかき揚げ、メバルのから揚げなどなど…とても贅沢な内容でした。天然鯛は身が引き締まって良い食感です。どれも美味しかったのですが、なかでも鯛の頭でだしをとったお吸い物が体に染み渡る絶品でした。

2日目夕方には五右衛門風呂のお湯沸し体験をしました。
意外と難しく、なかなか火力が上がらない(汗)、
ミカンの木が薪より火力が出る、煙突にススが詰まると火力が出ない、など色々なことをお父さんに教えてもらい勉強になりました。

蚊帳を吊りました

2泊の民泊は楽しく時間があっという間に過ぎてしまいました。ご近所さんとの物々交換、自家発電など自給自足の成り立つ島の「豊かさ」を実感しました。また都心の生活ではなかなか忘れがちだったり、感じられない「幸せ」が当たり前のようにそこにはあり、そういった「幸せ」の中で暮らすことをとても素敵に感じました。そういった島の生活を垣間見れたことはとてもいい経験であり、今後の自分はどうやって暮らしたいのか考えるきっかけになりました。人生観の幅が広げることができたことがなによりで、それだけでも島に行ってよかったと思っております。

民泊を受け入れてくださったお父さん、お母さんには本当にお世話になりました。ご厚意に心から感謝感謝です。ありがとうございました!
(郷野)