2014年4月30日水曜日

2014年度第3回ゼミ

担当教員の相澤です。第3回ゼミを行いました。

前半は『ヨーロッパ思想入門』の輪読。Tさんが第一部第二章を、Mさんが第三章を要約発表し、みんなで質疑応答をして、理解を確認しました。  

後半は「今週読んだ本」の報告。取り上げた本は以下の通りです。  
秋葉:岡本茂樹『反省させると犯罪者になります』、新潮新書、2013年  
郷野:林景一『アイルランドを知れば日本がわかる』、角川書店、2009年
山本:青柳幸一『憲法における人間の尊厳』、尚学社、2009年
相澤:亀井伸孝『手話の世界を訪ねよう』、岩波ジュニア新書、2009年

今回の報告では、タイトルと実際の内容が一致していないという感想が聞かれました。読みながら感じた違和感をちゃんと言葉にできたのは収穫と言えるのではないでしょうか。
(相澤伸依)

2014年4月23日水曜日

2014年度第2回ゼミ

担当教員の相澤です。第二回ゼミを行いました。
本ゼミでは、教科書の輪読を通して、文章を読む力を高めつつ、哲学に関する知識を身につけることを目指しています。本年度前期は、岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア新書、2003年)を読むことにしました。
今回は、前半はゼミ生の「今週読んだ本プレゼン」、後半は私が『ヨーロッパ思想入門』第一部第一章を要約発表し、レジュメの書き方と発表の仕方のお手本(?)を示しました。

今週ゼミ生が報告した本は以下の通りです。
秋葉:竹内一郎『人は見た目が9割』、新潮新書、2005年
郷野:野矢茂樹『入門!論理学』、中公新書、2006年
川上: 草柳千早『〈脱・恋愛〉論―「純愛」「モテ」を超えて』、平凡社新書、2011年
松山: 林信吾・葛岡智恭『野球型 vs サッカー型 豊かさへの球技文化論』、平凡社新書、2004年
高橋:木佐芳男『〈戦争責任〉とは何か-清算されなかったドイツの過去』、中公新書、2001年
山本:アンドリュー・キンブレル『すばらしい人間部品産業』(福岡伸一訳)、講談社、2011年
相澤:宮野真生子『なぜ、私たちは恋をして生きるのか』、ナカニシヤ出版、2014年

ハズレの本を手にとってしまったとプレゼンしてくれた方もいました。ハズレの本でも、どこかハズレなのか、よくないのかを言語化できれば、充実した読書になります。ハズレをつかまない「目」は読書を積み重ねることで養われるはずです。
(相澤伸依)

2014年4月16日水曜日

2014年度第1回ゼミ

担当教員の相澤です。2014年度第1回ゼミを行いました。初回の内容は以下の通りです。
  1. ゼミの目的と計画の確認
  2. 話の「聴き方」に関する注意事項の説明
  3. 各自自己紹介
  4. 春休みの宿題として各自が読んできた課題本の紹介、質疑応答

みんなが読んできた本:
秋葉: 井上理津子『さいごの色街飛田』、筑摩書房、2011年
川上:加藤秀一『恋愛結婚は何をもたらしたか』、ちくま新書、2004年
松山:星野一正『インフォームド・コンセント―日本に馴染む六つの提言』、丸善ライブラリー、1997年
高橋:熊田梨恵『救児の人々 ~ 医療にどこまで求めますか』、ロハスメディア、2010年
山本:辻村みよ子『代理母問題を考える』、岩波ジュニア新書、2012年
相澤: 駒崎弘樹『働き方革命』、ちくま新書、2009年

授業では、読んできた本について口頭で紹介をします。別途書評(読み上げ原稿ではない)も書いてきて、教員に提出してもらい、添削指導を行います。本を読む習慣をつけつつ、口頭表現力と文章力を鍛えるのが目的です。
ゼミ生が書評を書くのに慣れたら、彼らの文章をこのブログに掲載したいと思います。
(相澤伸依)

2014年4月1日火曜日

相澤ゼミの紹介

 東京経済大学相澤ゼミは、「現代社会の倫理問題」というテーマでゼミを開講しています。教員の個人サイトはこちら


目的
倫理という切り口で、文献を手がかりに、現代社会について考えます。
具体的には、次のような能力を身につけることを目指しています。
(1) テキストを読み、内容を理解し、要約する能力。(理解力)
(2) 自分の考えを論理的に練り上げる能力。(論理力)
(3) 自分の考えを他者にわかるように伝える能力。(コミュニケーション力)

内容
基本は文献講読。担当を決めてレジュメを作成し、報告。その報告をふまえて、質疑応答およびディスカッションをします。読む文献は、履修者と相談しつつ教員が決定、指示します。
その他
レジュメ担当でない人は、「最近読んだ本」というテーマで三分程度のスピーチをします。
スピーチとは別に(関連していていいのですが、原稿読み上げではないという意味)、
読んだ本についての書評を書き、教員に提出。添削して返却します。話す力と文章力の向上を目的として行っています。
このブログには、学生が執筆したゼミ活動の報告記事や書評記事を掲載していきます。どうぞよろしくお願いします。 
(相澤伸依)